12月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲38.7)よりマイナス幅が0.3ポイント拡大して▲39.0となり、2カ月連続でマイナス幅が拡大した。
業種別の業況DIは、製造、小売を除く3業種でマイナス幅が拡大したため、全産業合計の業況DIもマイナス幅が若干拡大した。製造業を中心に、業況は好調との声はあるものの、依然DI値は低水準で、中小企業の足元では景況の停滞感が根強い。景気の先行きについても、期待するとの声の一方、公共事業の縮小や消費の低迷、競争激化など、不透明感を訴える声が寄せられている。