全産業合計の業況DIは、▲18.9(前月比▲0.3ポイント)。好調な観光需要を背景に、サービス業では、旅館や観光施設で客数が増加したほか、製造業では、食料品関係で引き合いが増加し、改善した。一方、建設業では、資材価格の高騰や民間工事の受注不振などから、悪化した。また、小売業では、生活必需品の値上げに伴う節約志向の高まりから、百貨店・総合スーパー等で売上が減少し、悪化した。高水準での賃上げや暑さの緩和に伴う外出機会の増加により、消費マインドに持ち直しの兆しがみられている。一方、仕入価格に加え、一部地域で今月から最低賃金が引き上げられるなど労務費も高騰しており、業況は3か月連続でほぼ横ばい(前月比±0.9ポイント以内の推移)となった。