2000年の調査結果

2000
12月

業況DIは10ヵ月ぶりにマイナス40台に低下

12月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、卸売業を除く全業種、特に建設業でマイナス幅が前月水準に比べて拡大したことから、前月水準(▲38.8)よりマイナス幅が3.6ポイント拡大して▲42.4となった。今年3月に大幅な(7.2ポイント)マイナス幅縮小が見られた後は概ね横ばい傾向で推移したが、10月、11月とマイナス幅が拡大、今回さらに拡大が続き、今年2月以来10ヵ月ぶりにマイナス40台となった。中小企業の景況には低迷感が強まっており、地域経済や足元の景況感は引き続き厳しい状況にある。なお、マイナス水準での推移は平成3年4月から117ヵ月、また平成3年9月から112ヵ月連続してマイナス2桁水準となっている。

2000
11月

業況DIのマイナス幅は2ヵ月連続して拡大。停滞感続く

11月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、卸売業、製造業および建設業でマイナス幅が前月水準に比べて拡大したことから、前月水準(▲37.3)よりマイナス幅が1.5ポイント拡大して▲38.8となった。今年3月に大幅な(7.2ポイント)マイナス幅縮小が見られた後は、概ね横ばい傾向で推移しているが、最近2ヵ月は連続してマイナス幅拡大となるなど、中小企業の景況に停滞感が続いている。改善の兆しも一部見受けられるものの、地域経済や足元の景況感は、依然として厳しい状況にある。なお、マイナス水準での推移は平成3年4月から116ヵ月、また平成3年9月から111ヵ月連続してマイナス2桁水準となっている。

2000
10月

業況DIのマイナス幅0.6ポイント拡大。一進一退傾向変わらず

10月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、主に卸売業およびサービス業でマイナス幅が前月水準に比べて拡大したことから、前月水準(▲36.7)よりマイナス幅が0.6ポイント拡大して▲37.3となった。今年3月に大幅な(7.2ポイント)マイナス幅縮小が見られた後は、概ね横ばい傾向で推移しており、8、9月にはマイナス幅縮小が2ヵ月続いたものの10月は逆にマイナス幅拡大となるなど、一進一退が続いている。電気機械を中心に製造業の一部等において、やや改善の兆しも見受けられるものの、地域経済や足元の景況感は、依然として厳しい状況にある。なお、マイナス水準での推移は平成3年4月から115ヵ月、また平成3年9月から110ヵ月連続してマイナス2桁水準となっている。

2000
9月

業況DIはやや改善の兆しあるも横ばい傾向変わらず

9月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、卸売業およびサービス業でマイナス幅が前月水準に比べて縮小したことから、前月水準(▲37.2)よりマイナス幅が0.5ポイント縮小して▲36.7となった。マイナス水準での推移は平成3年4月から114ヵ月、また平成3年9月から109ヵ月連続してマイナス2桁水準となっている。今年3月に大幅な(7.2ポイント)マイナス幅縮小が見られた後は、概ね横ばい傾向で推移しており、やや改善の兆しが見受けられるものの、地域経済や足元の景況感は、依然として不安定な状況にある。

2000
8月

業況DIの横ばい傾向変わらず。なお不安定な景況感

8月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、卸売業、小売業およびサービス業でマイナス幅が前月水準に比べて縮小したことから、前月水準(▲37.9)よりマイナス幅が0.7ポイント縮小して▲37.2となった。マイナス水準での推移は平成3年4月から113ヵ月、また平成3年9月から108ヵ月連続してマイナス2桁水準となっている。今年3月に大幅な(7.2ポイント)マイナス幅縮小が見られたが、その後は概ね横ばい傾向で推移している。電気機械関連の製造業を中心に、業況の好転や先行き期待感の指摘も一部見られるが、足元の景況感は、なお不安定な状況が続いている。

2000
7月

業況DIのマイナス幅2ヵ月連続拡大。なお不安定な景況感

7月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、建設業、小売業のほか、特に卸売業でマイナス幅が前月水準に比べて拡大したことから、前月水準(▲36.3)より1.6ポイント、マイナス幅が拡大して▲37.9となった。マイナス水準での推移は平成3年4月から112ヵ月連続、また平成3年9月から107ヵ月連続してマイナス2桁水準となっている。今年3月に大幅なマイナス幅の縮小(7.2ポイント)が見られた後、4月、5月と若干の縮小が続いたが、6月には逆に6ヵ月ぶりの拡大となり、7月はさらに拡大が進んだ。2ヵ月連続のマイナス幅拡大は、平成11年6月以来13ヵ月ぶり。卸売業・小売業を中心に業況悪化を訴える声が強く、業況の好転や先行き期待感の指摘も、自動車・電気関連の製造業など一部に見られるものの、足元の景況感はなお不安定な状況が続いている。

2000
6月

業況DIのマイナス幅縮小傾向は足踏み状態

6月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、卸売業でマイナス幅が前月水準に比べて縮小したものの、建設業、小売業、サービス業で拡大したことから、前月水準(▲34.9)より1.4ポイント拡大して▲36.3となった。3月に大幅なマイナス幅の縮小(7.2ポイント)が見られた後、4月、5月と若干縮小したものの6月は逆に拡大となり、マイナス幅縮小傾向は足踏み状態となった。マイナス水準での推移は平成3年4月から111ヵ月、また平成3年9月から106ヵ月連続してマイナス2桁水準となっている。

2000
5月

厳しさの中に一部回復の兆しも見られるものの足取りは極めて鈍い

5月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、製造業、卸売業、サービス業で前月水準に比べてマイナス幅が若干拡大したものの、小売業でマイナス幅が6.2ポイント縮小したこと等により、DI値は前月水準よりマイナス幅が0.3ポイント縮小して▲34.9となった。マイナス水準での推移は平成3年4月から110ヶ月、また平成3年9月から105ヶ月連続してマイナス2桁水準となっている。昨年4月以来DI値の水準は▲40ポイント台で一進一退の動きを続けた後、3月に大幅なマイナス幅の縮小(7.2ポイント)が見られたが、さらに4月、5月と若干の縮小が続いた。業況の好転や先行きへの期待感を指摘する各業種からの声は増加している一方で、業況の厳しさを訴える声も引き続き多く、足元の景気は、引き続き低迷の中に一部回復の兆しも見られるものの、足取りは極めて鈍い。

2000
4月

業況DIのマイナス幅0.4ポイント縮小。厳しさの中に一部回復の兆しも

4月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲35.6)よりマイナス幅が0.4ポイント縮小して▲35.2となった。マイナス水準での推移は平成3年4月から109ヶ月、また平成3年9月から104ヶ月連続してマイナス2桁水準となっている。昨年4月以来DI値の水準は▲40ポイント台で一進一退の動きを続けてきた後、3月に大幅なマイナス幅の縮小(7.2ポイント)が見られたが、4月はさらに若干の縮小となった。各業種では消費や設備投資の動向に依然停滞基調が続き、厳しい業況を訴える声は引き続き多いものの、業況の好転や先行きへの期待感を指摘する声も増加しており、足元の景気は引き続き低迷を続ける中に、一部回復の兆しも見られる。

2000
3月

業況DIのマイナス幅7.2ポイント縮小。景況感に底固めの動き

3月の景況をみると、業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)のマイナス幅は、すべての業種において前月水準に比べて縮小し、全産業合計の業況DIは前月水準(▲42.8)よりマイナス幅が7.2ポイント縮小して▲35.6となった。マイナス水準での推移は平成3年4月から108ヶ月、また平成3年9月から103ヶ月連続してマイナス2桁水準となっている。昨年4月以来DI値の水準は▲40ポイント台で一進一退の動きを続けてきたが、3月は大幅なマイナス幅の縮小(7.2ポイント)となった。各業種では消費や設備投資の動向に依然停滞基調が続き、厳しい業況を訴える声は引き続き多いが、業況の好転や先行きへの期待感を指摘する声も増加しており、足元の景気は引き続き低迷を続ける中にも、中小企業の景況感に底固めの動きがみられる。

全産業業況DIの推移

商工会議所LOBO調査結果は、広くご利用いただくことができます。

企業を取り巻く経営環境や直面する課題等の現状を示すデータとして、公表しています。
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