1999年の調査結果

1999
12月

マイナス幅の縮小傾向は引き続き一進一退で推移

12月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)は建設業、製造業、卸売業で前月水準に比べてマイナス幅が縮小したものの、小売業、サービス業でマイナス幅が拡大したことから、DI値は前月水準よりマイナス幅が0.7ポイントと僅かながら拡大したが、総体的には前月とほぼ同水準の▲43.4となった。昨年8月の調査開始以来の最低値(▲66.9)の後、本年4月までマイナス幅の縮小傾向が続いていたが、その後、マイナス幅の縮小傾向は一進一退の状況が続いている。中小企業の景況は下げ止まり、改善の傾向も一部窺われるが、回復へのはっきりとした動きは依然見えない。マイナス水準での推移は平成3年4月以来105ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以来100ヶ月連続となった。

1999
11月

中小企業の景況は横這いで推移

11月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)は卸売業で前月水準に比べてマイナス幅が拡大したものの、建設業、製造業、小売業でマイナス幅が縮小したことから、DI値は前月と同水準の▲42.7となった。昨年8月に調査開始以来の最低値(▲66.9)を記録した後、本年4月までマイナス幅の縮小が続いたが、その後、マイナス幅の縮小傾向は一進一退の状況が続いている。中小企業の景況は下げ止まり、一部に改善の傾向も窺われるものの、依然としてはっきりとした回復への足取りが見えない状況となっている。マイナス水準での推移は平成3年4月以来104ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以来99ヶ月連続となっている。

1999
10月

マイナス幅の縮小傾向は引き続き一進一退で推移

10月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)は建設業で前月水準に比べてマイナス幅が拡大したものの、他の4業種でマイナス幅が縮小したことから、DI値は前月水準(▲43.4)より僅かながらマイナス幅が縮小して▲42.7となった。昨年8月に調査開始以来の最低値(▲66.9)を記録した後、本年4月までマイナス幅の縮小が続いたが、その後、マイナス幅の縮小傾向は一進一退の状況が続いている。中小企業の景況は下げ止まり、改善の傾向も一部窺われるものの、依然としてはっきりとした回復への足取りが見えない状況となっている。マイナス水準での推移は平成3年4月以来103ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以来98ヶ月連続となっている。

1999
9月

マイナス幅の縮小傾向は一進一退で推移

9月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)は建設業、製造業で前月水準に比べてマイナス幅が縮小したものの、卸売業、小売業、サービス業でマイナス幅が拡大したことから、DI値は前月(▲42.5)とほぼ同水準の▲43.4となった。昨年8月に調査開始以来の最低値(▲66.9)を記録した後、本年4月までマイナス幅の縮小が続いたが、その後、マイナス幅の縮小傾向は一進一退の状況が続いている。中小企業の景況は下げ止まり、改善の傾向も一部窺われるものの、はっきりとした回復への足取りが見えない状況といえる。マイナス水準での推移は平成3年4月以来102ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以来97ヶ月連続となっている。

1999
8月

業況DIのマイナス幅2ヶ月連続縮小、景況感の悪化度合い弱まる

8月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)は建設業でマイナス幅が前月水準に比べて拡大したものの、他の4業種でマイナス幅が縮小したことから、前月水準に比べマイナス幅は2.1ポイント縮小して▲42.5となった。昨年8月に調査開始以来の最低値(▲66.9)を記録した後、業況DIのマイナス幅は縮小傾向が続き、5月、6月には縮小傾向に一服感が見られたが、先月、今月と再びマイナス幅は縮小に転じている。景況感の悪化度合いの弱まりから、中小企業の景況感には改善の傾向が窺われるものの、消費の低迷や受注の不足を指摘する声も多く、回復へのはっきりした動きは顕著に表れていない。マイナス水準での推移は平成3年4月以来101ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以来96ヶ月連続となっている。

1999
7月

業況DIのマイナス幅縮小、景況感の悪化度合い弱まる

7月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)は小売業でマイナス幅が前月水準に比べて拡大したものの、他の4業種でマイナス幅が縮小したことから、前月水準に比べマイナス幅は2.1ポイント縮小して▲44.6となった。昨年8月に調査開始以来の最低値(▲66.9)を記録した後、業況DIのマイナス幅は縮小傾向が続き、5月、6月には縮小傾向に一服感が見られたが今月再びマイナス幅は縮小に転じており、中小企業の景況感は徐々に底離れを探る状況が伺われる。マイナス水準での推移は平成3年4月以来100ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以来95ヶ月連続となっている。

1999
6月

マイナス水準の縮小に一服感

6月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)は製造業、小売業でマイナス幅が前月水準に比べて縮小したものの、建設業、卸売業、サービス業でマイナス幅が拡大したことから前月水準(▲46.0)に比べて0.7ポイント拡大して▲46.7となった。中小企業の景況感は4月、5月、6月とほぼ同水準の範囲内で推移、昨年8月に最低値(▲66.9)を記録して以来9月から続いていたマイナス幅の縮小は一服した状況となっている。マイナス水準での推移は平成3年4月以来99ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以来94ヶ月連続となっている。

1999
5月

マイナス水準は横ばいで推移

5月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)は前月水準(▲45.9)とほぼ同水準の▲46.0となった。業種別にみると、建設業で4.2ポイント、製造業で0.8ポイント、サービス業で4.1ポイント前月水準に比べマイナス幅が縮小したものの、卸売業で6.1ポイント、小売業で4.2ポイント前月水準に比べマイナス幅が拡大したことからマイナス水準は横ばいで推移している。全産業合計の業況DIは昨年8月に調査開始以来の最低値(▲66.9)を記録した後、8ヶ月連続したマイナス幅の縮小は一服した状況となっている。マイナス水準での推移は平成3年4月以来98ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以来93ヶ月連続となっている。

1999
4月

景況の悪化度合い弱まりマイナス幅は8ヶ月連続縮小

4月の景況をみると、全産業で業況DI(前年同月比ベース。以下同じ)のマイナス幅が縮小し、全産業合計の業況DIは前月水準より3.3ポイントマイナス幅が縮小して▲45.9となった。マイナス水準での推移は平成3年4月以降97ヶ月連続、マイナス2桁水準での推移は同年9月以降92ヶ月連続となっている。業種別に見ると、建設業で年度替りの影響からマイナス幅が前月水準に比べて4.3ポイント拡大したものの、製造業で2.0ポイント、卸売業で5.3ポイント、小売業で5.8ポイント、サービス業で5.5ポイントのマイナス幅縮小となった。マイナス幅は昨年8月の最低値(▲66.9)から8ヶ月連続で縮小し、最低値に比し21ポイントのマイナス幅縮小となっている。マイナス幅の縮小に見られるように中小企業の景況の悪化度合いは引き続き弱まっており、底入れの兆しがみられるが、受注の減少や消費の低迷などを指摘する声も寄せられており確実な景気底入れには不確定な面も伺われる。

全産業業況DIの推移

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