9月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲45.0)よりマイナス幅が1.6ポイント縮小して▲43.4となり、3カ月連続でマイナス幅が縮小した。
業種別の業況DIは、小売を除く4業種でマイナス幅が縮小したため、全産業合計の業況DIもマイナス幅が縮小した。しかし、一部に景気回復の兆しを指摘する声があるものの、依然DI値の水準は低く、中小企業の足元では、業況の停滞感が続いている。景気の先行きについても、期待するとの声が一部にある一方、公共事業の縮小や、消費の低迷、競争激化などを訴える声が寄せられている。