10月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲43.4)よりマイナス幅が7.6ポイント縮小して▲35.8となり、4カ月連続でマイナス幅が縮小し、平成12年11月以来、2年11カ月ぶりにマイナス30台となった。
業種別の業況DIについても、全業種でマイナス幅が縮小した。しかし、景況感に回復の兆しとの声があるものの、依然DI値は低水準で、中小企業の足元では、業況の停滞感が根強い。景気の先行きについても、期待するとの声の一方、公共事業の縮小や、依然として消費の低迷、競争激化などを訴える声が寄せられている。