11月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲35.8)よりマイナス幅が2.9ポイント拡大して▲38.7となり、5カ月ぶりにマイナス幅が拡大した。
業種別の業況DIは、製造、サービスを除く3業種でマイナス幅が拡大したため、全産業合計の業況DIもマイナス幅が拡大した。一部に業況は好調との声はあるものの、依然DI値は低水準で、中小企業の足元では景況の停滞感が根強い。景気の先行きについても、期待するとの声の一方、公共事業の縮小や消費の低迷、競争激化など、不透明感を訴える声が寄せられている。