1月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、サービス業を除く4業種でマイナス幅が前月水準より縮小したことから、前月水準(▲62.8)よりマイナス幅が2.4ポイント縮小して▲60.4となった。前月、年末の資金繰り悪化への懸念や年末商戦・忘年会予約の不振等を背景に、5.5ポイントもの大幅悪化が見られたが、今月は、その反動もあって悪化度合いが弱まった。しかしながら、今月は、前月に引き続き、平成10年12月以来のマイナス60ポイント台が続き、楽観は許されない。(ちなみに、調査開始(平成元年4月)以来の最低値は平成10年8月の▲66.9。)総じて、地域経済や中小企業の足元の景況感は、引き続き厳しい状況となっている。