8月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、小売業、卸売業およびサービス業でマイナス幅が前月水準に比べて拡大したことから、前月水準(▲52.0)よりマイナス幅が2.2ポイント拡大して▲54.2となった。前月は、猛暑効果により、一部の大型小売店などが好調だったため、全産業合計でもマイナス幅が縮小したが、昨年10月以降の業況の悪化傾向は変わらず、今月は、一段と業況が悪化した。全産業合計の業況DI▲54.2は、平成11年2月以来の低水準。先行きに対する不安感が一層強まっており、地域経済や足元の景況感は、さらに厳しい状況にある。