2月の全産業合計の業況DIは、▲7.7と、前月から▲4.6ポイントの悪化。個人消費では、消費税引き上げ前の駆け込み需要がみられるものの、東北・関東を中心とする記録的な大雪により、物流への支障や売上減少など、製造業・非製造業を問わず、影響は広範に及んだ。中小企業の景況感は、売上・受注の堅調な推移を背景に改善傾向が続いていたが、足元では、仕入コストや電力料金、人件費などの負担増に加え、駆け込み需要の反動減への警戒感が伺える。
2月の全産業合計の業況DIは、▲7.7と、前月から▲4.6ポイントの悪化。個人消費では、消費税引き上げ前の駆け込み需要がみられるものの、東北・関東を中心とする記録的な大雪により、物流への支障や売上減少など、製造業・非製造業を問わず、影響は広範に及んだ。中小企業の景況感は、売上・受注の堅調な推移を背景に改善傾向が続いていたが、足元では、仕入コストや電力料金、人件費などの負担増に加え、駆け込み需要の反動減への警戒感が伺える。
1月の全産業合計の業況DIは、▲3.1と、前月から+4.3ポイントの改善。住宅着工などが好調な建設業がけん引したほか、自動車関連の業績改善が幅広い業種に波及している。また、高価格帯商品への志向の強まりに加え、消費税引き上げ前の駆け込み需要が出始めており、中小企業の景況感は、売上・受注の増加を背景に、一段の改善がみられる。他方で、仕入コストや電力料金に加え、人材確保の困難さから人件費の負担も増大する中、販売価格への転嫁遅れにより、売上増に見合う収益があがらないとの声もあり、景気回復を実感できない状況もみられる。