2月の景況をみると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、建設業を除く4業種でマイナス幅が前月水準より拡大したことから、前月水準(▲60.4)よりマイナス幅が2.7ポイント拡大して▲63.1となった。昨年12月、5.5ポイントもの大幅なマイナス幅拡大により、平成10年12月以来3年ぶりにマイナス60ポイント台となった後、前月はその反動もあって若干縮小したが、今月は再び拡大し、昨年12月を下回る水準となった。調査開始(平成元年4月)以来の最低値である▲66.9(平成10年8月)にさらに近づいており、地域経済や中小企業の足元の景況感は、一層厳しさが強まっている。