2010年の調査結果

2010
2月

業況DIは、マイナス幅は大幅縮小も依然厳しい状況

2月の全産業合計の業況DIは▲56.2と、前月に比べ+6.1ポイントと、2カ月連続でマイナス幅が縮小した。前月比+5ポイント以上となったのは2004年7月以来5年7カ月振り。ただ、比較対象となる昨年2月の業況DIが▲73.4と、過去最悪値を記録するなど極めて低い水準であったことが影響しており、実態は横ばい状態※とみられる。業況は、製造業を中心に、持ち直しの動きが続いているものの、大幅な需要不足によるデフレの深刻化などの影響により、水準は依然厳しく楽観を許さない。各地からは、「景気回復の実感がない」との厳しい現状を訴える声が寄せられている。※業況DIの構成比の1月比は、悪化▲4.9、不変+3.8、好転+1.1(端数四捨五入)。

2010
1月

業況DIは、マイナス幅は縮小も依然厳しい状況

1月の全産業合計の業況DIは▲62.3と、前月に比べ+1.5ポイントと、2カ月振りにマイナス幅が縮小した。各地からは、年末を乗り切った安堵の声も聞かれたが、業況判断は「悪化」から「不変」への変更が主で、実態は横ばい状態とみられる。業況は、製造業を中心に、広範囲に生産水準の下げ止まり感が出ているものの、大幅な需要不足によるデフレが深刻化しているうえ、雇用・設備の過剰感、円高の長期化、高水準で推移する倒産件数も続いており、依然厳しい状況となっている。

全産業業況DIの推移

商工会議所LOBO調査結果は、広くご利用いただくことができます。

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